二人で考えすぎるブログ

二人で、考えすぎずに書く練習をしています。

過程重視と結果重視、幸せなのはどっち?

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こんばんは。パスタとおにぎりのセットが大好きな十専口人です。

「うさぎとかめ」の話は皆さんご存知かと思いますが、あの話の教訓は何か?と聞かれたら何と答えますか?
地道に努力すれば報われる?
ゴールを見続けることの大切さ?
ビジネス書などでよく使われる例えなので、目にしたことある方も多いでしょう。

ここで大事なのは、この問いの正解を探すことではありません。あなたの言葉で何と答えるかです。誰かが使った表現というのは、所詮他人のもの。自分の言葉にしない限り、それは身についているものではありません。本当に身についているものは、自分の言葉で自然に語ることができます。そこに今回のテーマのヒントが隠されています。

あなたは過程重視タイプ?結果重視タイプ?

過程重視タイプだと思うあなた

このタイプには、大きく分けて二つの型があります。「見て見ぬ振り型」「今を楽しむ型」

①見て見ぬ振り型

今回は失敗したけど、君はよく頑張った。次頑張れば良いよ。そんなことを言う人も、それを素直に受け止める人もこの型です。私も昔はこの型でした。お金は欲しいけど今の自分にそんな稼ぐ力はない。稼ごうと思うと、色々な苦労や責任が伴う。それなら、今のままでも十分だ。彼女が欲しい。でも告白してフラれて、周りに知られるのは恥ずかしい。それなら男友達とずっといるようにしよう。そんな感じで毎日何となく、成るように成るさ精神で生きていました。苦しい事は見て見ぬ振りするので、そこまで辛い体験をする事はありません。ただ、いつまでも不足感が拭えないということです。心の底にある欲求は実際行っている事と違うわけですから、満たされないモヤモヤとした気持ちがいつも身体にまとわりついてます。ただ、そこを抜け出す勇気は到底持ち合わせていない。そうやって死ぬまで過ごす。見て見ぬ振り型には、このような人が多いと思います。

②今を楽しむ型

高校を中退して海外に留学する人、会社を辞めて田舎に引っ越し農業を始める人、そんな人まわりにいませんか?この人達はきっとこの型です。結果よりも、今を楽しんでいるかどうか。楽しまなきゃ人生損。衝動や感情に身をまかせて、勢いで動いている人。先ほどの「見て見ぬ振り型」がとても羨ましがるタイプですね。(笑)

ある意味、自分の欲望に正直に生きている人達です。飲みたい時に飲んで、付き合いたい子には直ぐにアプローチをかける。この型は、一箇所に留まることを嫌がるし、常に変化を求めています。その分、コツコツ頑張るやり方が苦手な人も多いです。嫌ならやらない、他に好きなことを探そう、そういう思考回路です。

 

過程重視タイプは結果重視タイプに比べて、危険な目にあいにくいです。心臓バクバクの責任ある立場に立つようなことも無いでしょうし、プレッシャーに押しつぶされるようなことも無いでしょう。未来より今を見ているので、楽観的で現実主義。将来に何かを求めることを余りしません。

 

結果重視タイプだと思うあなた

こちらも大きく2つに分かれます。「フォーカス型」「展望型」

①フォーカス型

この型は結果にとことんこだわり、結果がでるまで自分に厳しくやり抜く人達。目標・ノルマを必ず設定し、常にその数字を追いかける為に行動する。どうやったら、その目標を達成できるのか、その一点に集中しています。その為、やることが明確でブレません。できない言い訳もしません。そして、目標を達成したらすぐに次の目標を設定し、結果を求めることで自身を成長させていきます。目標達成に喜びを感じ、数字や成果の大きさが他人と比較する、あるいは評価する基準になっています。

②展望型

この型は、フォーカス型よりも一歩先を見ている人達。物事を俯瞰で客観的に捉え、時には数字以外のものも追いかけるタイプ。色んな人の立場に立つことができ、常に様々な視点から物事を見ています。その為、目標が途中で変化したり、赤字覚悟の大博打を売ったりもします。この型の人は、今がどうかという感覚がありません。今やっていることの延長線を見ているのです。この先に何があるのか。フォーカス型が未来の点を見ているとしたら、展望型は未来の線を見ている人達です。

 

さて、全部で4つのタイプについて書きましたが、あなたはどのタイプでしたか?

ここまで書いた私が言うのも何ですが、今の私はどのタイプにも当てはまりません。強いて言うなら、今を楽しむ型と展望型を合わせたタイプでしょうか。

ここで今回のテーマに戻りますが、私は過程重視と結果重視、どちらも大事だと思っています。とは言え、基本的には結果重視が大切です。でもだからこそ、過程も大切なんです。

結果重視のフォーカス型でも展望型でも、やっている道中が楽しくなければ、力の半分も発揮できないんじゃないでしょうか。例えそれで目標達成したとしても、100%の力が発揮されていれば倍以上の結果が出ていたかもしれない。
良い結果を出そうと思うなら、それ以上に良い過程でなければなりません。そうやって結果を求める過程も重視している人は、人生を思うように生きている人だと思います。

 

ここで冒頭の「うさぎとかめ」の話に戻りますが、寝ているうさぎを起こして一緒に頂上を目指すかめがいても良いと思うのです。友と一緒に歩く山道はまた違った楽しみがあるでしょうし、頂上で一緒に味わう達成感も1人の時とは違ったものになるはずです。

どんな生き方も正しいと思います。ただ、型に囚われるような生き方をしているうちは、本当の幸せを味わえないのでは?とも思います☆

 

by 十専口人