二人で考えすぎるブログ

考えすぎずに書く練習をしています

そして誰もいなくなるよ

こんばんは。自分でも読み方がよく分かっていない十専口人です。

今回は仕事のやり方について思うことを書きます。

一緒に仕事をする相手についてどこまで考えていますか?あの人じゃなきゃこの仕事はできない!という人はいますか?あるいは、あなたじゃなきゃこの仕事はできない!とお願いされたことはありますか?

対会社?対個人?

私は有難いことに、一度お仕事をさせていただくと「またお願いします」と次の仕事に繋がることが多いです。会社の一社員として仕事をしていても、相手から名指しで仕事をいただくことが多く、その度に感謝の気持ちでいっぱいです。

ただ、それが特別な事とも思いません。私が逆の立場なら当然かなとも思います。私も誰かと仕事をする際は、対会社ではなく、対個人として仕事をしているからです。その人がどの会社に勤めていようが関係ありません。仕事を決める際も、その人だから一緒にやってみたい、そんな気持ちで引き受けています。だからこそ、仕事のやり方について疑問に思うような人と出会うことも多いです。

業者って何?

最近、とあるクライアントにされた事です。
担当者と制作物の内容についてメールでやりとりをしている中で、担当者の上司と思われる人物から、「〇〇のCMのイメージで作りたいから、業者にそのURLを送っといて」というメールが届きました。

そう、これは上司が誤ってCCも含めた全員に送ってしまったメールで、通常取引相手の私に見せる内容のものではありません。この細部への意識の薄さも考えものですが、私が疑問に思ったのはそんなことではありません。私を「業者」として扱う姿勢に違和感を感じたのです。私は、その上司の方に会ったことありませんが、その一言で一気にその人とは仕事をしたくなくなりました。

「業者」って何でしょうか?
私の勝手な思い込みかもしれませんが、この言葉は「使う人間」と「使われる人間」を区別している言葉のような気がします。私はその人に使われる為に仕事をしているわけではありません。私が関わることで少しでもプラスになれば良いという気持ちで仕事をしています。まあ、お金をくださいという気持ちも多少ありますが(笑)

動画の企画・制作が私の主な仕事ですが、下請けとして、一制作会社として仕事はしたくありません。それなら私でなくても良いからです。動画を作れる人は、世の中に沢山います。誰が作っても良いのなら、他の方にお願いして欲しいです。私は、私だから作って欲しいという方と仕事をしていきたいです。

これは私のワガママかもしれません。会社や事業として考えれば、やりたくない仕事もやっていかないといけないのでしょう。ただ、目の前の相手の為に全力を尽くしたいと思えないと、良い物は絶対に作れないと思うのです。私は、仕事は誰かの為にやるべきだと思っています。その誰かというのが重要です。今回の案件は金額的にもそれなりに大きく、一緒にやるチームの為と思ってやることにしましたが、それが無ければ断っていたと思います。

 大企業がナンボのもんじゃい!

もう1つ。日本でとても大きな広告代理店の担当者と仕事をした時の話。

最初の打ち合わせから、その担当者にはあまり良い印象を感じていませんでした。業者という言葉は使いませんでしたが、言葉の節々から、私に対してそう思っている感じがプンプン伝わってきました。また、やりたい事が自分本位で、クライアント、エンドユーザーへの配慮が全く欠けていたからです。それでも、代理店の先にあるお客さんの為と思い、引き受けることにしました。

撮影の日。現場でも平気で愚痴を言いつづけるその担当者に不満が募っていく中、それでも撮影は順調に進みました。そして撮影終了後!その担当者は取材先に一言も挨拶せずにさっさと車へ乗り込んでいったのです!これ、どう思いますか?

私は、その態度が信じられませんでした。忙しい中、時間を割いて取材に応じてくれた相手に対して取る態度ではありません。口ではお客様が大切と言いながら、やっている事は全くの逆。一体何様のつもりなんだと思ってしまいます。いくら大手で、世間では大企業と称されていても、私はそんな人がいる会社なんだと失望してしまいました。

会社の大きさにあぐらをかいて、自分一人では何もできないのに、会社に所属しているだけで会社の成果があたかも自分の成果のように勘違いしている人。話すだけで虫唾がわく程、嫌いです。きっと、そういう人は会社を辞めるまで、自分の行為がもたらす結果に気づかないのかなとも思います。

そして誰もいなくなる

上記2つの例。こういう仕事をしていると、いずれ人は離れていきます。もし寄ってくる人がいるとしたら、それはその人では無く、会社の看板に寄ってきているだけです。
何の為に仕事をしているのか?
誰の為に仕事をしているのか?
それが、自分の仕事の姿勢につながる要素だと思います。その姿勢は必ず相手に伝わるし、そこにはお金や技術では解決できないものがあります。会社が大きくなれば大きくなる程その感覚は薄れていくもので、大きな企業だから良い仕事ができるとも限りません。技術は相手の為を考えていたら自然と身につくものです。自分の為より相手の為の方が不思議とその効果は高いです。

結局、肩書きや経歴を見ている人は、相手からもその程度にしか見られないのです。

 

by 十専口人