二人で考えすぎるブログ

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面接で心がけるべきポイント(受験生編)

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こんばんは。 お菓子の中ではグミが一番好きな十専口人です。
前回は、採用面接で心がけるべきポイントについて面接官の立場で書いてみました。

面接で心がけるべきポイント(面接官編) - 二人で考えすぎるブログ

今回は受験生の立場で書いてみます。最近、進路や就活について相談を受けることが多くなりました。そこでよく感じるのが、皆正しいやり方にこだわりすぎているという事です。生き方に正解が無いのと同じで、進路や就活にも正解はありません。ただ、何を意識するかで結果が変わってくる事はあります。このポイントは私も今だから気づいたことです。当然、これから進路を決める若い子達が気づけるものではありません。だからこそ、伝えておきたいポイントです。

面接時に心がける5つのポイント

①マニュアルを捨てる

面接に関するマニュアル本を持っている方、今直ぐに捨てなさい!(笑)面接でマニュアルほど必要無いものはないんじゃないでしょうか。もしマニュアルを必要としている会社に採用されたのなら、それはあなたでは無くても良いという事です。マニュアル通りに動くコマとして雇われただけです。言い方が悪くてすみません。ただ、よく考えてみてください。もしあなたが会社の経営者だったら、マニュアル通りにしか動かない人はアルバイトで充分だと思いませんか?正社員にして、人件費を上げてまで雇うべきなのでしょうか。会社は、臨機応変に考え行動できる人が欲しいはずです。もちろん、最低限、恥ずかしくない程度の常識は必要ですが、優先されるのはそこではありません。面接のマニュアルを覚えようとしている人は、まずそれを捨てることからスタートした方が良いでしょう。

②緊張を緩和させる

これは中々難しいと思います。それに、緊張を完全に無くすこともできません。と言うより、少しは持っておくべきです。責任感を感じる為です。緊張は、考え方次第で和らげることができます。それは面接をどういうものとして捉えるのか。緊張感の高い人は、面接で一生が決まる、ここで落ちたらお終いだ、この会社でなければ私のやりたい事はできない、など。面接をかなり重要なものとして捉えているのではないでしょうか?この捉え方を、まず変えることです。面接で一生が決まることはあり得ません。もし、決まっている人がいるとしたら、それは面接ではなく、その人自身の問題です。人生は環境ではなく、選択と行動で決まります。選択と行動次第でいくらでも変えることができるのです。ですから、面接をそんなに大それたものと思わないでください。落ちた時は、自分が行くべき運命の場所では無かった程度に考えてください。以前「就職活動なんてしなくて良い」でも書きましたが、取り繕った自分で採用されても、所詮それは作り物のあなたです。入社しても会社の考え方や環境に合わず悩むことになるでしょう。いかに自然な状態のあなたを会社が受け入れてくれるのかが、入社後の仕事環境に関わってきます。完全の素とはいかないまでも、自然体に近い状態で面接に臨むことができれば、それで採用された時、会社が本当のあなたを求めているということです。そういう会社に入る方が嬉しくないですか?

③選ぶ側に回る

面接官は選ぶ側で、受験生は選ばれる側だと勝手に思い込んでいませんか?私はむしろ逆だと思っています。受験生は、会社で働いている人を見る機会なんて殆どありません。会社の情報と言っても、WEBサイトや求人誌に載っているレベルのものしか得られないでしょう。そう考えると、面接は実際に働いている人の人間性を見られる貴重な機会です。どんな見た目、性格、考え方の人が職場にいるのか。また、会社の方針や理念を測ることができる場でもあります。選ばれようとするのではなく、自分は本当にこの会社に入る意味があるのか、面接官の発言や行動を見て、真剣に考えることが重要です。ポイントは会社の実績ではなく、働いている人を見るという事です。入社したら、その人達と同じ環境で働くことになります。会社で何ができるのか、という事以上に、誰と一緒に働くか、の方が遥かに人生に大きな意味をもたらします。

④謙虚でありながら、自信を持て

私が就活生に口すっぱく言っているのは、お願いしますというスタンスを辞めろという事です。会社としては、自社の方針に従う従順な従業員も必要かもしれませんが、それよりもこれからの会社を変えてくれるであろう人材を求めているはずです。どうか入れてください、というスタンスではなく、私を入れなければ会社が損しますよ、ぐらいの気合を持って臨むべきです。その変わり、しっかりと自分の強みと弱みを理解しておく事です。全てあなた一人で出来るわけではありません。やはり、その会社に入らなければいけない理由や目的もあるはずです。自信を持ちながらも、謙虚である事も大切です。

⑤価値観を話す

面接官から質問された時に、見栄えよく、カッコ良く、印象良く答えようとする受験者が非常に多いです。しかし、相手はあなたよりも社会経験が何年も上の大先輩達です。当然もっとレベルの高いものを数え切れないほど見てきているので、驚く事も殆どないでしょう。それよりも面接官は、あなたの考え方や価値観を見ています。どういう理由で、そのような行動をしたのか、どういう目的でこの会社を選んだんのか。経歴や実績を大きく見せるよりも、あなたの考えと思いを話す時間を増やしていくべきです。

正直であれ

他にも色々と伝えたいポイントはあるのですが、今回はこの辺にしときます。とにかく大事なのは、自分にも相手にも正直にいることです。正直であれば、どんな結果になろうが、それはあなたの人生にとって意味のある結果だということです。素直に受け止め、次はどうしたいかと、また自分に問いかけていけば、本当に行くべき場所へ行けるはずです。

 

by 十専口人