二人で考えすぎるブログ

二人で、考えすぎずに書く練習をしています。

お金の無駄使いを止めるための具体的方法

「私のお金、いつの間にこんなに減ってるの?」
 
まだまだお給料日も前なのに、お財布の中身は緊急事態。こんな状況に陥ったことはありませんか?
 
本当に、お金って油断するとびっくりするような勢いでなくなっていきますよね。
 
節約が大事だとわかってはいるし、実際に節約している部分もある。収入だって、貯金をしている友人とほとんど同じくらい。
 
なのにいつもお金に困っていたり、貯金ができなかったり・・・
 
「どうして私だけ・・・」
 
なんてつぶやいてみても、何か特別な事情がない限り、その理由は明白、ムダ使いをしているから。ですよね。
 
ムダ使いや衝動買いの怖いところは、買っている最中は、それをムダだとか衝動だとは思ってないところ。
 
だからこそ、やめようやめようと思っていても、なかなかムダ使いや衝動買いは減らないのです。
 
いやに軽くなったお財布を見て、後悔しても後の祭・・・。
 
ムダ使いや衝動買いを減らすには、そもそもの考え方や買い物に対する姿勢を切り替える必要があります。
 
今度こそ節約上手になる!ムダ使い防止法を見ていきましょう。
 

実は「欲しい!」よりも「必要だ!」が危険

 
ムダ使いや衝動買いを防ぐために重要だと言われていることの一つに、「それが本当に必要なものか?よく考えるべき」というものがあります。
 
「欲しいものでなく、必要なものだけを買いましょう」という意味なのですが、この考え方には落とし穴があります。
 
というのも、実は買い物衝動に突き動かされている人は「欲しい!!」と感じているというよりはむしろ、「これを買わなきゃ!これが必要だ」というような、切迫した感情に支配されているものだからです。
 
「欲しいな〜」と思うときは、案外ちゃんと節約のことを思い出せるものです。節約のことを忘れてしまうのは、これが必要だ!と思い込んでいる時なんですね。
 
となると、実際に「買う」衝動に突き動かされている時に「これは本当に必要かな?」なんて自分に問いかけても、頭は無理やりにでも「やっぱり必要だ!」という結論を導き出すだけで、かえって「買う」衝動を強化してしまうことになりかねません。
 
衝動買いやムダ使いを減らすには、「これ欲しい!」という気持ちよりも、むしろ「これは必要だ!」という気持ちにこそ、気をつけるべきではないでしょうか。
 
「これは必要だから、節約は関係無い!」そう思ったときこそ一度立ち止まって、「その『必要!』は、本当なのか?」と、ただ尋ねるだけでなく、本当に必要かどうか、実験してみてください。
 
それを買わずに解決する方法はないか?今持っているもので代用できるものはないか?とにかく知恵を絞って、それを買わずに過ごしてみるんです。
 
それでもどうしても、他のものでは替えがきかない。その結論に至った時、初めてもう一度買うことを検討したらいいのです。
 
「絶対に必要!」と、身をもって確信して購入したものは、生活をとても豊かにしてくれますよ。
 

我慢するのではなく、「計画的に買う」。

 
ついついお金を使ってしまう自分の癖が気になっていると、自制しなきゃ!と思うあまり、無理な我慢を重ねてしまうことがあります。
 
「もう買い物はダメ!」「お金は持ち歩かない!」「お店にはいかない!」「今月は幾らまでにする!」「ちゃんと家計簿をつけてやりくりする!」などなど。
 
でも、もともと衝動買いやムダ使いをしてしまいがちな人というのは、お買い物が大好きなんです。
 
そんな人が無理なルールを作って守ろうとすると、遅かれ早かれ、限界がやってきて爆発してしまいます。
 
それはダイエットにおけるリバウンドのようなもので、自制した間のストレスが暴走し、これまで以上に買い物をしないと気が済まないようになってしまうかもしれません。
 
とにかく、我慢で何かを解決しようとしてはいけません。
 
自分の気持ちに無理にフタをするのは、絶対に良い結果を生みませんから。
 
むしろ考えるべきは、「いかに自分に我慢させないようにするか」ということなのです。あなたは、「私は我慢ができないからお金がなくなって困ってるんだ」と思っているかもしれませんが、それは逆で、「今、お金がなくて我慢しなきゃいけない状況だから、楽しくないのだ」というのが正解なんです。
 
身の丈に合わない買い物は、買った一瞬だけはストレスを忘れさせてくれるけれども、我慢しなきゃいけないのに・・・という思いがあると、長期的に見れば自己嫌悪を招くだけで、結局ストレスを溜め込んでしまうんです。そうして溜まったストレスを解消するために、また買い物に出かける・・・まさに悪循環です。
 
この循環を断ち切るためには、「買ってはいけない」と考えるのではなく、「どうしたら、ストレスなく買えるのか」と考えるのが最初の一歩ではないでしょうか。
 
例えば、「いい加減貯金しなきゃ・・・買い物はもう控えよう!」という気持ちがあるのなら、「いくら貯金していれば、私は安心して買い物できるのか?」と考えてみるんです。
 
どうしても買いたいものが出てきたら、「お金がなくなるから買えない!」と抑えこむよりも、「お金が一気になくならないよう、しばらく貯金してから買おう」と考えてみる。
 
「買えない」「買ってはいけない」ことに集中するより、「買う」ことに焦点を当てることで、買いたい自分を無理に抑えつけずに、計画的に買い物をする。こんな風に気持ちを切り替えることが、ストレスの軽減につながりますよ。
 

可能な限りネットで買うようにすると、冷静になれるかも。

 
外出するとついつい見かけた何かを買ってしまうというあなたは、店頭でどうしても欲しくなった商品は、可能な限り全て、あとでネットで探して買うようにしましょう。
 
これにはいくつかのメリットがあって、
 
①ほんの少しでも買う決断を先延ばしにすることで、冷静な頭でもう一度考え直すチャンスを作れるということ。
 
一旦その場を離れるだけで、物欲が薄れてしまうことも少なくありません。衝動買いやムダ使いのほどんどは、決断を急ぐことで起こっているんです。
 
②ネットで買うと、注文してから手元に届くまでの間にさらに時間が空き、そこでさらに考え直せる。
 
これも、余分な買い物を思いとどまるチャンスです。店頭で買ってしまった場合、お金を払った後なので返品手続きも面倒ですが、まだ手元に届いていない商品をキャンセルするのは、基本的に1クリックで済みます。(ただし、売る側にあまり迷惑にならない範囲にとどめてくださいね!)
 
③ネットで買うと、店頭で買うより安い場合も多い。
 
 これは衝動買いを抑えるというよりも、衝動買いのダメージを少しは軽減できるということですね。特に単価の大きいものなら、ネットで買うだけで何千円、何万円もお得になることがあります。たとえ衝動買いしてしまっても、店舗で買うよりは、お金の節約ができますね。
 
このネットで買うということも、「買わない!」というルールでなく、「買いたいなら買う、ただしネットを使うのが条件」というルールであることに注目してください。このルールも、買いたい気持ちは押さえつけずに、かつ、いかに計画性を持って買い物をするか?という考え方に基づいているんです。

 

ちなみに

 
買い物に限らず、自分でも困るくらいに何かをしてしまう・・・ということは、やっぱりストレスが発散の場を求めているということだと思います。
 
ついつい買い物したくなる自分をあまり責めずに、ゆるーい節約を心がけましょう。
 
どんなに気をつけても失敗することはあります。大事なのは、諦めずに取り組むこと。
 

まとめ

 
衝動買い・ムダ使いを避けるには、「これが必要だ!」と思ったときこそ冷静になるよう努めること。また、買いたい気持ちを押さえ込んでしまわずに、「余裕をもって買う」計画を立てること。そして、店頭で欲しくなった商品も、なるべくネットで買うようにして、その場ですぐに決断することを避けよう。