二人で考えすぎるブログ

二人で、考えすぎずに書く練習をしています。

リーダーの役割

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こんばんは。今、山鹿市に来ている十専口人です。写真は今日明日と開催の山鹿灯籠祭りのワンシーンです。私は初めて見ましたが、とても美しい踊りでした。久しぶりに面白い祭りを体験することができました。
さて、今回はリーダーの役割について書きます。前回の記事で組織を活性化させる為にはリーダーの存在が必要不可欠だと書きました。では、どんなリーダーが適しているのでしょうか?

ボスとリーダーの違い

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この図をご存知でしょうか?これはボスとリーダーの違いを的確に表した図です。このように、リーダーとはただ指示するだけではいけません。自ら先頭に立って現場で動いていることが何より重要です。良きリーダーとは「行動」と「結果」で示します。指示される側を自分に置き換えたらよく分かると思います。デスクから動かず、資料だけ眺め、指摘や指示しかしない上司をどう思いますか?絶対について行こうとは思わないでしょう。やっぱり、一緒に動いてくれる人、行動で助けてくれる人、結果を出している人の言うことは聞こうと思うのが自然だと思います。
「行動」と「結果」で示すことがリーダーの最低条件ですが、それ以外にもリーダーの役割がいくつかあります。

リーダーの役割

①目標を決める

組織として動く以上、全体の目標が必要です。しかし、各々で目標を決めていたら、人によって目標がコロコロ変わることになってしまいます。目標はブラさずはっきりと決めた方が良いので、誰か決める人が必要です。それがリーダーの役目です。組織を先導する、その向かう先を決めて皆を先導することが大切です。

②責任をとる

部下が失敗した時に、きちんと責任をとることです。これが当たり前のように世の中では言われていますが、実践している人は本当に少ないです。仕事を任せたら手を離れるのではなく、それは最後まで任せた人の責任があります。それを自覚していない人は、部下のせいにしたり、言い訳したりします。結局自分で責任をとる自信がないから、部下に新たな挑戦をさせなかったり、リスク回避ばかりに一生懸命な管理者で溢れているのです。良いリーダーは決して部下のせいにしません。

③役割とポジションを考える

リーダーはただ行動して結果を出せば良いというものでもありません。組織全体を大きくする為のトータルプロデュースが必要です。その為には、組織を構成するメンバーの性格や能力を把握した上で、組織の中での役割と、ポジションを決めることも大事です。組織全体の成長もそうですが、メンバー一人一人が成長できる配慮もしなければなりません。かなり俯瞰的な広い視野が求められます。

④目安箱であれ

リーダーは指示する立場ではありますが、決して独裁者になってはいけません。リーダーの言うことは絶対という組織は危ういです。それよりも、皆が近寄りやすい役であるべきです。すぐに相談できたり、指摘しやすい雰囲気を作ることもリーダーの務めです。先導する立場でありながら、皆が意見を言いやすい平等の立場であることが大事です。

⑤見守る

全て指示するというのも考えものです。時には任せるということも必要ですし、失敗しても時は手を出さず見守るということも大事です。要は何が一番メンバーの為になるかを考えるということです、組織の利益も大切ですが、その利益をつくっているのは組織で動いてくれる人がいるからです。その一人一人の事も真剣に向き合って考えられる人が良いリーダーだと思います。

リーダーにしか見えない世界

自分からリーダーやりますという人は少ないと思います。しかし、組織で動くならばリーダーがいなければ上手く回りませんし、存続もしません。リーダーには責任も義務も伴います。リスクだらけの仕事ですので、中々やろうと思う人も少ないです。だから、やらされている人がほとんどだと思います。きっかけはそれでも良いですが、やらされているという感覚があるうちは、組織は良い方向に進まないと思います。リーダーになるという事は、それ相応の覚悟が必要です。しかし、経験すると、組織の構成員のままでは決して見えない世界が見えてきます。こればかりは、やってみないと分からないものです。

 

by 十専口人