二人で考えすぎるブログ

二人で、考えすぎずに書く練習をしています。

たまには詩的に

隣の芝生は青い。

なぜそんなに青いのか?
自分の足元を見てみよう。
うーん、やっぱり隣の方が青い。なんで?
目をつぶってみよう。
しばらくして目を開けて、最初に自分の芝生を見てみる。
あれ?さっきより青くなった気がする。

ん?よく見ると隣の芝生より青いじゃないか。
なんだ、目の錯覚か。
結局、最初に見た芝生が青く見えるんだ。
あれ?あっちの芝生は赤いぞ…

 

あの山に登りたい。
でも、道具持ってないしなー
買うと高いしなー
レンタルにしようかなー
それとも誰かに借りようかなー
とりあえず登ったことある人に聞いてみよう。
うーん、どの道具にするか迷うなあ。
あの人はこの道具が良いって言ったよなー
でも、あの人はこっちの道具が良いって言ったしなー
うーん・・・
うわ!あいつもうあんな所まで登ってるよー
俺も急がなきゃ。
あれ?俺なんであの山に登りたいと思ったんだっけ?


あの山の上にはお宝があるらしい。
何とかして上まで行きたいなー
しかし、いくつも道が別れてる。
どの道を行くのが良いのだろう?

 

ある人は、平坦な道を勧めてくれた。
体力はそれほど奪われない。
汗をかきたく無い人にはオススメだ。
ただ、ひたすら長い。
とにかく長い。
生きている間に頂上につくか分からない。
でも、それで良いじゃないかとその人は言う。
何をそんなに急ぐ必要がある。
急いで苦しい思いするなら、のんびり楽に行った方が良いじゃないか。
それに皆で歩いたら、途中で死ぬのも怖くないよ。
だから、一緒に行こう。
大事なのは、お宝より友情じゃない?

あ、あの人も誘おうよ。
あ、あっちの人も。
皆で歩けば怖くないからさ!

 

ある人は、馬に乗って行くのを勧めてくれた。
この馬はサラブレッドだからねー
高いよー
でも、買う価値はある。
だって、乗れば何一つ苦労せずに頂上に行けるんだから。
お得だよー 楽だよー
今を逃すともう会えないかもよー
ほら、あの人だって馬に乗ってるんだから・・・
はい、まいどありー
ところで、馬の乗り方は知ってるんだよね?

 

これを行けば間違いないという道はない
生まれて初めて歩む道なのだから
走るも良し
途中で休むも良し
誰かに聞くも良し
一人で探索するも良し
誰かの跡を追うも良し
一緒に歩む人を探すも良し

でも行き先は自分しか分からない。
自分しか決められない。

どんな道でも自分が歩んできた道に言い訳はできない。
紛れもなく、それはあなたが歩んだ道なのだから。
この先もずっと。

 

by 十専口人