二人で考えすぎるブログ

考えすぎずに書く練習をしています

東京の飯は本当にマズイのか?

8割まで書いた記事が綺麗サッパリ消えた!!!!!

でも不思議と心安らかな宇井都です(ストレス耐性アップ中)

前回に引き続き、東京の食の話を。

hitorino.hatenablog.com

東京の和食の名店で4万円(ちなみにドリンクとサービス料込みなら5万くらい)使い、マズイ魚を食べるという衝撃体験を経て。

他にも、夫とともにいろいろな店を回って達した結論編です。

東京の魚、だいたい美味しくない。いくら金出しても美味しくない

前回の記事でも書いた通り、高級和食の店で食べたお料理は、たしかに美味しいものもあったのです。

野菜や、エビやカニを使った料理、魚でも、濃いめに味がついた料理はとても美味しかった。

一方で、お造りや焼き物など、素材の味がもろに出る料理はイマイチ、いや不味かった。

となるとやはり、料理人の腕には間違いなくて、問題は素材の方にあるはずです。

名店の刺身のまずさに衝撃を受けた私たちは、ほかのお店でも魚をいただきました。

ある店は、そもそも、濃いめに味をつけた魚しか出していませんでした。そして美味しかった。

しかし別の店では、魚を避けてオーダーする私たちに「うちはお造りが一番有名なんです」と女将さんから一言。で、仕方なくお造りを頼み、やっぱり不味かったのでした(なんの冗談かと思ったけど、あとで口コミを調べたところ、みんなお魚の味を絶賛していました)

ちなみにここでいう「マズイ」はどのくらいマズイのかというと、もちろん、食べた瞬間もどしたくなるほどマズイというわけではありませんが、

「福岡の中心地で、週末どの店も空いてなくて仕方なく入ったガラガラの居酒屋で、期待値ゼロで頼むしょぼい刺し盛り、そんなシチュエーションでも多分一度も食べたことないレベルのまずさ」という感じです。普通にまずい。

夫は、「でも、東京の魚介ががまずいって決めつけるのは早すぎるんじゃない?俺たちが行った店も、高級店といえど、ひとり2万円しか出してないわけで。最高級店に行けば、美味しいお刺身くらいあるんじゃないの?」と言っていました。

たしかにその可能性は否定できません。私たちが行ったのは「最高級」の店ではありませんでしたから。

でも、東京の最高級の和食店ってひとり一食いくらだと思います?3万円くらいですよ。私たちが行ったお店が2万円。あと1万円積んで出てくる刺身って、どんなものなのでしょう。私たちが福岡で食べてる魚より美味しいでしょうか?1万円積むだけでそこまでの飛躍があるとしたら、逆に3万円の店、コスパ良すぎでは?

もしかすると、庶民ではそもそも知ることさえ出来ない、1食10万円とかする超ド級の金持ち専用の会員制の店とかがあるとしたらわかんない。そこでは美味しい魚があるのかな。っていうもうファンタジーの世界。東京の魚は多分、どうしたって福岡より美味しくない。

だって、福岡ですごく美味しい刺身って、ちょっと良いとこ行ってもひとり一食五千円くらいで食べれますよ…。

東京のマグロ、甲殻類、肉、野菜は美味しい(?)

ただ、もちろん、全てにおいて福岡の食が優ってる!なんてこともありません。

福岡で、ちょっと食通の人からよく聞く言葉に「マグロは東京の方がうまいよ」というのがありますが、これはね、あんまりしっかり検証してないですが、真実味がある気がします。

てかそもそも、福岡でマグロって、あまり食べないんですよね。高級鮨屋とかに行けばあるんでしょうが。美味しいのが確保できないから食べないのかなあ。

東京で少しだけたべたマグロのお刺身は、福岡で食べるマグロと同じか、もっと美味しいと感じました。

あとは、エビとかカニも美味しかった。エビとかカニは、お刺身ではなく、お料理に使われているのを食べる程度でしたが。

ももしかしたらこれも、福岡ではあまりエビやカニを食べないからかもしれない。 少なくとも他の魚ほどは食べないから、私たちが食べ慣れていないために、美味しいと感じたのかもしれません。

あるいは、魚に比べて、エビやカニは劣化しづらい素材であるとか?よくわかりません。

北海道行ったことないんですが、北海道とかだとカニが美味いとかいうから、北海道の人が東京きたら「カニまっずー」とか思うのかしら。とか。野菜も同じ感じ。

お肉料理も美味しかったです。東京にで食べるお肉は、素材云々もそうですが、何より調理がすごかった。火の入れ方、味付けの仕方に、最先端・最高峰の技術を感じましたね。

 

東京には最高の技術と最高の素材が集まるかもしれないが、素材の一部は集まる間に劣化する

というのが私と夫の出したとりあえずの結論です。

東京は店の数も人の数も多く、日本中から集まってきた料理人が腕を競い合う土地。料理人の質は最高、素材ももちろん良いものが集まってきます(ただし高級店にかぎる)。

ですが、素材は流通する間にどうしても劣化します。

だから、どんな土地から来た人でも、「自分の出身地ではもっと高品質な状態で食べられる素材」が東京では美味しくないと感じるし、一方で、東京だからこそ、「自分の出身地では食べられない高品質食材」に触れることもできて、そういうものはおいしいと感じる。少なくとも、自分の土地で食べるよりは、東京のほうがいい状態で食べられるものもたくさんあるはずです。

よって、魚が美味しくて野菜が美味しくない地域の人が東京に来ると『魚はまずいけど野菜が美味しいね』と言うでしょうし、野菜が美味しくて肉が美味しくない地域の人が東京にくると「野菜はまずいけど肉が美味しいね」と言うでしょう。

どんなに美味しい素材を仕入れても、その素材を最高の状態でいただけるのは、やはり産地ならではの特権なのですね。

一方で、やはりさすが日本の中心と言いたくなるのは、料理のテクニックの方です。

調理の技が光るイタリアンやフレンチや中華、パンやお菓子などなど。こういうものは、日本中のどこよりも美味しいものが食べられるのが東京ではないでしょうか。

和食というのは素材、とくに魚を活かす料理ですから、魚が美味しくない東京は不利だと思います。技術はもちろんピカイチなのでしょうが、なんせ素材の状態がひどい。

おなじように技術が優れていれば、美味しい素材を仕入れられる店が勝ちます。ゆえに、「東京で技術を磨いた職人が魚の美味い土地で出す店」というのが、最強の和食の店になると思います。それがどこなのか、魚が一番美味しい土地とはどこなのかは、私にはわかりません。なぜなら、魚には種類があり、それぞれの種類が最高の状態で食べられる土地って絶対に違うので。

魚を食べるなら絶対に東京より福岡

改めて福岡って、全国的に有名なのは「もつ鍋」「とんこつラーメン」とかですが、魚介もすごく美味しいのですね。これまで完全に舐めきっておりました。

「私のふだん食べてるもんなんて大したことないだろ」って。そんなことなかった。福岡ってやっぱご飯美味しいんです。

まあでも魚が美味しいのって多分九州全体に言えることで、他県の方からは「いやいや福岡の魚とか笑」って声も当然あるでしょうけども。

東京の皆さん、もし福岡にお越しの際は刺身を食べてみてください。やっすい店でも、東京の高級店より美味しいですよ。安いしね。

以上でございます。

宇井都