二人で考えすぎるブログ

二人で、考えすぎずに書く練習をしています。

会社で働くメリットについて考えてみる

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こんばんは。最近のお昼ご飯はヨーグルトとスムージーの十専口人です。
昨日、宇井都がフリーになって良かったことについて書いていたので、私も便乗してみます。楽してすみません(笑)
http://hitorino.hatenablog.com/entry/2017/06/21/183214

ちなみに写真は仕事で行った離島の写真。(ここも便乗w)

フリーの特権ちゃんと使ってる?

宇井都を近くで見ていて一番良いなと思うのは、フットワークが軽いことです。もうペラッペラでいつでもどこでも直ぐに飛んでいきます(笑)。これはフリーだからというより、宇井都の人間性の比重の方が大きいのですが。(フリーでも重い人は沢山いるので)
でも、少なくとも会社員じゃ達することができない軽さなのは間違いないです。
フットワークが軽い人には、ついつい声をかけたくなります。逆に、フリーでも忙しい人を見ると声かけるのをためらってしまいます。この声のかけられ率は、フリーにとって生命線と言っても過言ではありません。声かけられ率が高い人程、沢山の人に会うことができ、仕事も幅広く沢山もらえる確率が上がります。

フットワークの軽さはフリーになった特権、と言うより、私からすると責務と言っても良いぐらいマストなものだと思います。と言いながらも、今の私はフリーでは無いんですけどね(笑)

 会社員からフリーへ、そして再び会社員へ

私は大学の頃から、フリーで働くと決めていました。でもひょんな事から会社に入り、会社の縛られる感覚が嫌になり、一度はフリーになったものの失敗して、再び会社員に戻った人間です。

私がフリーになった時に感じたのは、自分の意志の弱さです。フリーという形にこだわっていたばかりに、いざフリーになると何がしたいのかよく分からなくなりました。そして大きな挫折を経験して、もう一度「仕事とは何か?」見直し、勉強しようと、いくつもの仕事を転々としました。その内に、やらされるだけの仕事は嫌だ、「自分で仕事をつくる」という次のステップに行きたいと思い、自由度の高い今の会社を選びました。今は自分の意志で、仕事の内容も決められるし、思うように事業を動かせる立場で仕事をさせてもらっています。私からすると既にフリーと同じ感覚です。まあ、フリーの人からするとかなり甘っちょろい環境にいると思われるでしょうが。私自身もそう思っていますし、このまま会社員で終わろうとも思っていません。

とは言え、会社員は会社員です。決められた時間に会社に行かなけらばならないし、給料の上限も決まっています。ただ、事業の責任者でもあるので、かなり融通はきかせてもらってます。出勤時間もずらせるし、いつ外出しても、そのまま帰っても何も言われません。50%フリーといった感じでしょうか。このスタイルで2年ほど働いてみると、会社員ならではのメリットもあるなと思うようになりました。 

会社で働くメリット

①収入が安定している

まあ誰しもが挙げるメリットでしょう。それ故、会社員から抜け出せない人も多いのですから。ただ今の私はこれをデメリットに感じることの方が多いです。だって、確実に給料の額以上は働いてますから。そして売り上げが上がっても、それは全て会社のもの。その時は、フリーになろうかと切実に考えますね(笑)。ただ、赤字も会社のものというのは大きなメリットです。もしフリーで事業を起こすなら、そういう訳にはいきません。軌道にのるまでは、赤字覚悟で資金も全て自分で準備しなければならないのですから。そして、お金がもらえる仕事がいつもあるとは限らないのですから。

定時制である

これをメリットに感じる人は人によると思いますが、私は大きなメリットだと思っています。私は根っからの怠け者です。誰かから尻を叩いてもらわないと、中々動かない人間です。だから、この時間に会社に行かなければならないと決められていた方が、自分の中で割り切れるし、仕事の気持ちにさっと切り替えられます。まあ一番良いのは、宇井都みたいに自分で自由に切り替えられようになる事なんでしょうけど。私はそうなるまで、しばらく訓練が必要かなと(笑)

③会社の名前を借りれる

個人じゃ中々やりにくい取引が、会社に属しているだけでスムーズに進むことがあります。これは良い悪いではなく、世の中がそういう仕組みで回っているので仕方ないことです。私自身、会社の看板で仕事をしているつもりは全く無いですが、相手がそのように捉える行為までを変えることはできません。まだ今の日本は、個人に対して凄く厳しいです。会社員というだけで信用する人が大多数を占めるのも事実。会社の看板を入口にした方が、フリーよりも間口が広くなるのは間違いないでしょう。ただ、入口は会社の看板でも、個人として信頼される仕事をしていけばそれで良いと私は思います。フリーになりたい人は、会社の名前を利用して虎視眈々と準備すれば良い。

④組織で動く

最近、一番のメリットだと思うのがこれです。そして私が会社員に留まっている大きな理由もこれです。フリーだと中々手に入らないもの。それが組織の中で働くこと。組織で働いていると「人を動かすこと」「チームを動かすこと」から避けては通れません。そこで改めて、対人コミュニケーションのスキルが上がります。フリーであれば、嫌いな人とは縁を切ることもできます。ただ、組織だとそうもいきません。だからこそ、どうやったら嫌いな人と上手くやっていけるのか考えざるを得ないのです。そこから新たなコミュニケーションスキルが身につきます。その分、何でこんな事も分からないのか、とイライラすることも多々あるのですが、それでもやってもらわないと全体の仕事が止まってしまいます。だから教えて、育てて、できるようにしなければなりません。それは全て自分の力となります。そして、チームをまとめる力。この力を身につけられる環境は限られてきます。フリーのままだったら身につかなかった能力だなと思います。

フリーの本当の意味

他にもあると思いますが、とりあえず今パッと思いついたものです。当然、デメリットも沢山ありますが、それはどんなスタイルで働いていても出てくることです。大切なのは、「メリット」と「デメリット」どちらに焦点を当てるのか。目の前の事象や環境をどうしたらプラスになるのか?を考えて変えていく人。その自由度が高い人が本当の意味でフリーなのだと思います。
結局、フリーって定義がありそうで無いものです。会社員でも、個人事業主でも、フリーターでも、自分の意志で生きている人は全てフリーなのだと思います。逆に働く形にばかり囚われている人は、世間ではフリーと言われていても、私からすると不自由な人だなと思ってしまいます。

 

by十専口人