二人で考えすぎるブログ

二人で、考えすぎずに書く練習をしています。

結婚式の意味

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こんばんは。先日妹の結婚式で号泣した十専口人です。泣くもんかと思っていましたが、涙って自然と溢れるもんですね。未だに何の感情なのかよく分かっていません。

妹の結婚式を経て、私の中で結婚式の捉え方が大きく変わりました。それまで、結婚式に特段強い思いがあったわけではありません。別にやらなくても良いかなって思っていました。でも今は、やるべきかなって思います。それは自分の為でもなければ、相手の為でもありません。

親の為です。

私の家族は、かなりオープンで、自由人の集まりみたいなものです。父親は定年前に会社を辞め自営業を始めるし、母親は自分の好きな料理ができる仕事に転職し、一個下の妹はスノボーとスキューバーのインストラクターの資格をとり、今度ジムのトレーナーへ転職します。長男である私は、転職を何度も繰り返し、父親の後を追うように独立への道を歩んでいます。そんな中、今回結婚した一番下の妹が、家族で一番まともな人間でした(笑)父の日も母の日も、二人の誕生日も欠かさずお祝いをしていました。自分で言うのは気持ち悪いですが、家族の中で一番愛のある妹だと思います。

結婚に関してもそうです。一個下の妹は新婚旅行にお金を使いたいから式は挙げないと公言しているし、私は40まで結婚するつもりは無いと断言しています。ホントとんでもない兄妹ですよね(笑)
そん中、唯一式を挙げる可能性のあった妹も、お金の関係もあり、式は挙げない方向で進んでいました。私の両親も、別に挙げる必要ないんじゃないと言っていましたし、このまま私の家は誰一人式を挙げないまま終わるんだろうなと思っていました。そんな矢先、急遽結婚式を挙げることが決まり、バタバタと準備をして昨日に至ります。

式に参列するまで、友達の結婚式に行くような感覚でした。しかし、真っ白なウエディングドレスを着て、髪を整え、綺麗に飾られた妹を見ると、特別な感情が沸き起こってきました。多分、私の両親はその十倍くらい特別な気持ちになっていたのだと思います。こればかりは、何と表現したら良いか分かりません。
普段とは違う妹、でも中身は変わらない普段の妹。でも小さい頃の頼りない妹とは違う大人になった妹。色々な感情が込み上げてきます。その手で育ててきた両親の気持ちは、とてもじゃないけど想像できません。
披露宴の最後に妹が読む両親への手紙は、特にやばかったです。撮影をお願いされてましたが、手が震えて正直それどころじゃなかったです(笑)

結婚式。それは両親へありがとうを伝える場なのだと思います。自分が成長した姿をあのような場で特別に披露する。結婚式は子供の一番良い瞬間を親に見せる為に演出されているのだと思います。「結婚しました」の報告だけでは、絶対にあのような気持ちにはなりません。そう考えると、親へ人生の感謝を伝える為にも結婚式はやった方が良いのかなと思います。そして、そうやってなされる演出というのも悪くないなと思いました。

今回は少しセンチメンタルなブログになってしまいました。後で読み返したら、きっと吐き気がするでしょうね(笑)でも偽りない本当の気持ちです。

 

by 十専口人